Kuranuki Toru

略歴

倉貫徹は、1969年に大阪の具体ピナコテカで開催された「’69 具体美術新人展」に招かれ、その前衛的な表現活動が注目されました。1970年の大型展「現代美術の動向」でも、火を用いて作品を燃やすパフォーマンスや、化石や鉱物を素材とする実験的作品を発表し、美術界に鮮烈な印象を残しています。

また倉貫は、具体美術を代表する作家・白髪一雄との深い交流でも知られています。1989年には自身が主宰する「ギャラリーKURANUKI」(大阪)で白髪一雄の個展を企画・開催し、翌1990年にはその成果をまとめた展覧会カタログ『白髪一雄と仏教美術展』を自ら執筆・刊行しました。これらの活動を通して、倉貫は単なるアーティストにとどまらず、美術企画者としても白髪との創造的協働を実現しています。

近年では2023年、京都国立近代美術館において開催された「Re:スタートライン1963-1970」展で、倉貫の初期作品が再評価され、新たな注目を集めました。倉貫徹の芸術的挑戦は、白髪一雄との深い関係性を通じて一層豊かな広がりを見せています。

展示歴

2025
「永遠なる石の舞‐響存派‐倉貫徹の宇宙」チンギスハーン国立博物館(ウランバートル、モンゴル)
2024
「龍のごとく」ACG Villa Kyoto(京都)
2022
「倉貫徹展 石と共に 石とエコーする世界」アートスペースいが(三重)
2020
「山水無極 − 倉貫徹現代芸術展」ミオ芸術センター(上海、中国)
2019
「結晶宇宙」Space31(神戸)
2018
「結晶学」月光百貨店(芦屋)、「2人展(稲垣足穂コレクションとのコラボ展)」喜多ギャラリー(奈良)、「結晶体」弱法師よろぼし(京都)
2017
「ひいろ」倉貫 徹写真展(上海)
2016
「みえるいろ」倉庫徹写真展(上海)
2015
「幻像と再生」 倉貫徹写真展(上海)
2011
「風水庭園」DOKA Contemporary Arts(東京)
2008
「風水庭園」ZHU QIZHAN ART MUSEUM(上海)
2007
「水晶島」アートコートギャラリー(大阪)
2002〜1990
ギャラリーKURANUKI(大阪)
1990
PAMEL AUCHINCLOSS GALLERY(ニューヨーク)
1989
NINEARTSGALLERY 他・3会場同時開催(ベルギー)
1987・86・81・79・77・74
信濃橋画廊(大阪)
1985
画廊アデッソ、バーズコレクションハウス(神戸
1982
彫刻夢画(大阪)
1978
ギャラリー・サードフロア(大阪)
1976
ギャラリー・ぺテ(大阪)
1975
「版画による個展」ギャラリー・由紀オガワ(大阪)
1972・71
「屋上展」自宅屋上(大阪)
1969
画廊みやざき(大阪)

プレス

『芸術新潮』掲載(三号連続特集)

2026年1月号特別企画「倉貫徹 石と響き合い、石と共に描く」(第三回)ウランバートルでの新作展の会場で、倉貫とゆかりの深い高見裕一、有川一三がアーティストを囲んで「響存」の世界を語り合った。

2025年12月号特別企画「倉貫徹 石と響き合い、石と共に描く」(第二回)チンギス・ハーン国立博物館での新作展に見る、モンゴルの大地との古くて新しい"響存"の世界。

2025年11月号特別企画「倉貫徹 石と響き合い、石と共に描く」(第一回)唯一無二の制作法で、人と地球の調和を描く倉貫徹。彼が唱道する「響存主義」とは何か?

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