
倉貫徹の世界半世紀にわたり石と向き合い、独自の芸術運動「響存派(Kyozon-Ha)」を築いてきた日本の現代美術家・倉貫徹(くらぬき とおる)。
その歩みがついに、世界に向けて初めて披露されます。
記念すべき世界デビュー展「永遠なる石の舞」は、モンゴル国チンギス・ハーン国立博物館(ウランバートル)にて、2025年9月20日より10月4日まで開催されます。
現在77歳の倉貫徹は、石の声に耳を傾け、その意志や歴史を汲み取りながら、形・質感・色彩の調和を作品に表現してきました。本展では、世界で最も古く、そして決して古びることのない「石」の本質を映し出した77点の作品を展示いたします。石はモンゴル文化において単なる自然素材ではなく、命を宿し、主を持ち、精神性を象徴する存在でもあります。本展ではそうした文化的意味合いもあわせて紹介されます。
本年、日本の天皇陛下ナルヒト陛下がモンゴルを公式訪問され、両国の文化交流が一層深まる中で行われる本展は、現代美術の大きな節目を示す意義深い機会となります。